フルフィルメント時間について

フルフィルメント時間とは、お客様が注文を行ってからビジネスがその注文をフルフィルメントするまでの時間のことです。配送が必要な注文は、ビジネスが配送業者のサービスに荷物を引き渡した時点で発送済みと見なされます。

注文の確認、配送ラベルの印刷、商品の梱包、配送業者への荷物の引き渡しなどはすべて、注文のフルフィルメント時間に影響します。

注文のタイムラインにおけるフルフィルメント時間を構成するセクション

ビジネスの形態によって、フルフィルメント時間を管理できる度合いは異なります。ドロップシップを行っている場合、管理できるのは取引するサプライヤーの選択と、サプライヤーへの注文をどれだけ迅速に行うかということだけです。商品を自社で配送する場合、商品の梱包の速さから配送業者への荷物の引き渡しタイミングまで、すべてを管理できます。

フルフィルメント時間によって、注文のインデックスページと注文の詳細ページに表示されるフルフィルメント期限の日付も決まります。

フルフィルメント時間の影響

フルフィルメント時間が短いと、以下のメリットがあります。

  • 配送料の削減:より時間のかかる配送オプションを選択しても、妥当な期間内に荷物を届けることができる場合があります。
  • 顧客満足度の向上:お客様が注文を早く受け取ることで、ビジネスに対する信頼が高まり、良好な体験を提供できます。これにより、お客様が再度注文してくれる可能性が高まります。
  • 在庫回転率の向上:商品を倉庫に保管している場合、商品が棚にある時間を短縮することで、保管費用を削減できます。
  • フルフィルメントプロセスの効率化:フルフィルメント時間を改善することで、従業員が効率的に働き、不要な人件費の発生を防ぐことができます。

フルフィルメント時間が長いと、以下の問題が発生する可能性があります。

  • サポート対応の負担:お客様から注文状況の確認で問い合わせが入り、その返答に多くの時間を取られる可能性があります。
  • 期待への未達:お客様によっては、注文からわずか数日で商品が届くと期待している場合があります。ビジネスがその期待に応えられない場合、お客様は二度とそのビジネスで注文しない可能性があります。
  • コストの増加:フルフィルメント時間が非効率だと、従業員の長時間労働を招き、商品が倉庫の棚を占有する期間が長くなるため、結果としてビジネスにより多くのコストがかかることになります。

自社のフルフィルメント時間を把握する

注文を処理するための各ステップを把握することで、フルフィルメントプロセスをより効率化する方法を見つけられることが多々あります。不要なステップを省略したり、2つのステップを1つに統合したり、あるいは2つのタスクを同時に進行させることで、フルフィルメント時間の短縮につながります。

ステップ 1 - 商品をグループ化する

販売する各商品の処理工程を検討します。同じ工程を共有する商品がある場合は、それらをグループ化します。

たとえば、T シャツ、帽子、ジュエリーを販売しているとします。帽子や T シャツの注文を処理するには、クッション付きの封筒に入れ、配送ラベルを印刷して配送業者に渡すだけで十分な場合があります。しかし、ジュエリーの注文を処理するには、商品を最後に磨き、小さなジュエリーボックスに入れて装飾を施し、配送用の箱に入れ、ラベルを印刷してから配送業者に渡す必要があるかもしれません。このシナリオでは、フルフィルメント処理のグループが 2 つあることになります。

ステップ 2 - 商品グループごとに処理工程のリストを作成する

商品グループごとに、そのグループの商品の注文を処理するために必要な各工程をリストアップします。

たとえば、アート作品のプリントを販売しており、地元の印刷会社を通じてオンデマンドで印刷しているとします。この場合、フルフィルメントプロセスは次のようになります。

  1. 注文メールを開く。
  2. リクエストされたプリントを確認し、メールクライアントを開いて地元の印刷会社宛てのメールを作成する。
  3. メールにプリントファイルをアップロードし、メールを送信する。
  4. プリントの準備が完了したという印刷会社からの確認メールを待つ。
  5. 印刷会社まで車で行き、プリント代金を支払って受け取る。
  6. 車で帰宅する。
  7. プリントをパッケージに梱包する。
  8. 配送ラベルを購入および印刷し、パッケージに貼り付ける。
  9. 配送業者の持ち込み場所まで車で行く。
  10. パッケージを持ち込む。

ステップ 3 - 各工程に詳細を追加する

次のように、工程に詳細を追加します。

  • 各工程にかかる時間
  • 必要となる追加のアクション
  • その工程で必要となる追加の資材

ステップ 4 - 異なるグループの商品が含まれる注文の処理工程を作成する

たとえば、ステップ 1 の帽子、T シャツ、ジュエリーのストアのシナリオを考えてみましょう。帽子とジュエリーの両方を梱包する注文については、別の工程セットが必要になります。

フルフィルメントにかかる時間を短縮する

注文を処理するための工程を把握したら、以下の方法で各プロセスを改善できないか検討します。

  • 事前に準備できる工程を洗い出します。たとえば、箱を準備したり、在庫を保管室から発送ステーションに移動したりするなどです。
  • 手動のタスクを可能な限り自動化します。
  • 配送ラベルを使用している場合は、配送ラベルをまとめて購入します。
  • 同時に実行できる工程がないか探します。たとえば、ある工程で 15 分の待ち時間が発生する場合、その時間を利用して後の工程を進められないか検討します。
  • 不要な工程を削除します。

たとえば、ステップ 2 のアートプリントのフルフィルメントプロセスは、次の方法で改善できます。

  • ステップ 1〜3 を組み合わせる - すべてのプリントを Google Drive や Dropbox などのクラウドベースのファイルストレージサービスにアップロードします。地元の印刷会社にプリントへのアクセス権を付与します。Shopify の管理画面で、その印刷会社をカスタムフルフィルメントサービスとして設定します。最後に、Shopify の設定を調整して注文を自動的にフルフィルメントするようにします。

    この設定により、ストアで注文が行われると、地元の印刷会社にすべての詳細が記載されたメールがすぐに届き、クラウドベースのファイルストレージサービスを介してプリントにアクセスできるようになります。

  • ステップ 8 をステップ 4 の間に実行する - 印刷会社からの確認メールを待っている間に、配送ラベルを印刷してパッケージに貼り付け、パッケージを準備します。

  • ステップ 6 を省く - プリントを受け取る前にパッケージとラベルを準備しておけば、プリントを受け取ってすぐに梱包でき、そのまま配送業者の持ち込み場所へ向かうことができます。

上記の変更を行うと、フルフィルメントプロセスは次のようになります。

  1. 注文メールを開く。
  2. 配送ラベルを購入および印刷し、パッケージに貼り付ける。
  3. プリントの準備が完了したという印刷会社からの確認メールを待つ。
  4. パッケージを持って印刷会社まで車で行き、代金を支払ってプリントを受け取る。
  5. 商品の梱包を完了する。
  6. 配送業者の持ち込み場所まで車で行く。
  7. パッケージを持ち込む。

以下のリストを参照して、プロセスを自動化する他の方法を検討してください。

フルフィルメントセンターのオプションを検討する

自分で注文を処理するのに時間がかかりすぎるようになった場合は、フルフィルメントセンターとの提携をご検討ください。フルフィルメントセンターが代行して注文の処理と配送を行うため、ビジネスの他の領域に集中する時間を確保できます。

以下のオプションの検討をおすすめします。

事前に計画する

セールを計画している場合や、時期によって大きな影響を受けるビジネスを運営している場合は、大量の注文に備えられるようにビジネスの体制を整えてください。

以下は、事前準備のいくつかの方法です。

  • 十分なサポートスタッフを確保します。
  • イベントの数日前に商品を準備しておきます。
  • 箱、テープ、メーラー、プリンター用紙、インク、ラベルなどの発送および梱包資材を十分に用意しておきます。
  • メインの配送業者の集荷締め切り時間を把握し、その時間に合わせて計画を立てます。たとえば、配送業者が午後 4:00 以降の荷物を受け付けない場合は、午後 3:30 までにすべての注文を完了させます。

今後のイベントの計画に役立てるため、不足したものや時間がかかった工程をメモしておきます。スタッフを増やすことでフルフィルメントの時間を短縮できたかどうか、あるいは時間のかかる手動タスクを自動化する方法はないか検討してください。