Shopify Analytics の販売データの不一致

Shopify Analytics の販売レポートでは、タイミングやレポート作成のロジックにより、異なるレポート、エクスポート、ダッシュボードの間で一致しない数値が表示されることがあります。このページでは、返金と返品の記録方法、小売環境でのスタッフごとの販売のカウント方法、販売レポートと注文エクスポートの違いなど、こうした不一致の一般的な理由の概要を説明します。これらの違いを理解することで、レポートをより正確に読み解き、販売データに予期せぬ不一致が生じた際のトラブルシューティングに役立てることができます。

販売レポートにおける返金と返品の不一致

レポートにおいて、返品と返金は 2 つの異なる項目です。販売レポートには返品が含まれ、支払いの財務レポートには返金が含まれます。返金された金額のレポートを取得するには、[時系列の販売] レポートに [決済状況] 列を追加し、[返金済み] または [一部返金済み] の取引を絞り込んでから、[決済状況] 列でレポートを整理します。

販売レポートにおける返品と返金の一般的な不一致は、以下のシナリオで発生する可能性があります。

  • 返金がまだ保留中の場合、[チャネルごとの販売] レポートに正の金額が表示されることがあります。返金が完了すると、金額は負の金額として表示されます。
  • 注文の商品の返金と、商品の補充を別々の日付に行った場合、同じ金額が 2 回表示され、補充については [商品] フィールドに N/A と表示されます。
  • 商品を補充して注文を返金しなかった場合、[販売] レポートと [財務の販売] レポートで税が返品額として表示されることがあります。これは、税が徴収された商品が返品されることで税が戻されるため、想定される挙動です。この場合、税はお客様に返金されませんが、どの販売レポートにも追加されません。戻された税は [支払い] レポートには表示されません。これは、同レポートがお客様との間でやり取りされた金銭のみを対象としているためです。
  • グループ化が行われている場合、または期間に注文の作成と返品の両方が含まれていない場合、注文の一部しか表示されないことがあります。その結果、本来はゼロと表示されるべき箇所に負の数値が表示される可能性があります。グループ化を解除するか、注文の作成と返品の両方が含まれるように期間を更新すると、これらは一緒にグループ化されます。また、行に含まれる注文の部分を表示する [販売の種類] 列を追加することをおすすめします。

[返品] レポートには、お客様に販売された商品のみが表示されます。ストアとお客様との間で資金のやり取りがなく、0.00 米ドルの注文として注文を作成し、商品が返品された場合、[返品] レポートにはそれらの商品は表示されません。

スタッフごとの小売販売と概要ダッシュボードの不一致

[スタッフごとの小売販売] レポートでは、各 POSスタッフ の POSロケーション ごとの販売が表示されます。概要ダッシュボードでは、[スタッフごとの小売販売] カードに、各スタッフのすべてのロケーションの合計がまとめて表示されます。

販売合計と注文エクスポートの不一致

[販売] レポートには、ストアとお客様との間でやり取りされた商品の販売合計が表示されますが、注文エクスポートには、それらの各注文の現在の合計が反映されます。たとえば、商品の返金や補充を行わずにカスタム金額の 5 米ドルを返金した場合、その返金は [販売] レポートには表示されませんが、注文エクスポートには含まれます。テスト注文は販売レポートには含まれませんが、注文エクスポートには含まれます。

正味数量と総売上高の不一致

商品の総売上高が販売された正味数量と一致しない場合があります。これらの値には、以下の異なる計算式が用いられています。

  • 総売上高 - 商品価格に数量を掛けたものです。キャンセル済み、保留中、および未払いの注文が含まれます。
  • 正味数量 - 販売されたアイテムの数から返品されたアイテムの数を引いたものです。

注文数量と総売上高の不一致

注文数量には、お客様が明示的に注文した商品のみが含まれ、注文の編集によって追加されたものは含まれません。総売上高には、注文に追加された商品について記録された合計が含まれます。

カスタムレポートにおけるディメンションに基づく不一致

絞り込みを使用してカスタムレポートを作成する際、同じ期間であっても [日][時] などのディメンションを切り替えると、異なる結果が表示されることがあります。

これは、使用されているディメンションに絞り込みが適用されるために発生します。たとえば、[項目のディスカウントが 0 ドル] などの絞り込みを追加すると、この条件を満たさない期間は除外されます。

  • [日] ディメンションを使用する場合、項目のディスカウントを含む注文がある日はレポートから除外されます。
  • [時] ディメンションを使用する場合、項目のディスカウントを含む注文がある時間はレポートから除外されます。

日と時間では含まれる注文のセットが異なるため、ディメンションを切り替えると、同じ期間であっても合計が異なる結果になる可能性があります。

ディメンションに基づく不一致を解決するオプション

  • レポートに [注文ID] または [注文名] ディメンションを追加します。これにより、すべての個別の注文が表示され、他のディメンションに関係なく一貫した結果が得られます。
  • 絞り込みがレポートの目的に必要かどうか、または別の絞り込みがニーズに合っているかどうかを確認します。
  • ShopifyQL を使用している場合は、HAVING 条件の代わりに WHERE 条件を使用するようにクエリを調整することを検討してください。これにより、グループ化の後ではなく前に絞り込みが適用されます。